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錆びない生き方

女優 佐藤友美さんとの鼎談概要

写真:女優 佐藤友美 山野雅宏写真:女優 佐藤友美写真:山野 雅宏写真:女優 佐藤友美 山野 雅宏

① コラーゲンとシワのメカニズム

年齢には、三つの年齢(暦の年齢、脳・内臓の年齢、精神年齢)がありますよね。佐藤さんにはいつまでも若々しくしなやかな身体、プルプルお肌を保ってほしいと存じます。それらに必要な栄養素の一つがコラーゲンです。コラーゲンの実物は、プルプルしているものではなく繊維状になっています。人の肌の中で、コラーゲンの繊維はネット状に張り巡らされて表皮を支え、弾力のあるクッションとなっています。コラーゲンが足りないと表皮を支えられなくなり、陥没します。これが「シワ」です。ひざ関節で不足すればひざ関節炎が発症。ひざ軟骨の寿命は60~65歳です。女性に多い疾患です。
このコラーゲン、実はタンパク質の一種。体内で消化酵素によって分解され、他のタンパク質と同じく全てアミノ酸になり再び体内で作られたものです。コラーゲンの原料となるアミノ酸は、ご飯、魚、肉などほぼ全ての食べ物に含まれるので、タンパク質を食事で摂取しながら、年齢により不足の方・関節痛のある方は、良質なコラーゲン・グルコサミン&コンドロイチン製剤(ラクッション・海燕の巣など)アミノ酸ビーレバー・紫華栄を利用することも必要です。アミノ酸をコラーゲンにするのに必要なのが酵素、その酵素の働きを助けるのがビタミンC、紫華栄は解毒と肝機能強化によりアミノ酸合成を促進し、それらはコラーゲンの量を増やすのに必要な栄養素・生薬といえます。血流を良くする(微小循環)事も大切なポイントです。


② 骨とコラーゲンの関係

コラーゲンは、肌以外にも骨、軟骨、血管、内臓、筋肉などにも存在しています。肌のコラーゲン同様、骨や血管などのコラーゲンも、食べて取り込んだアミノ酸によって作られますが、やはり加齢によって減少し、ひざ関節炎などトラブルの原因となっています。 骨は、重さではカルシウムが8割ですが、体積ではカルシウムとコラーゲンが半分ずつ。コラーゲンが、骨折の原因として重要な働きをすることもわかってきました。つまり、骨密度(カルシウムの量)が正常でも、骨折する場合があるのです。


③ 善玉架橋と悪玉架橋

コラーゲン同士をつなぎ止めている「架橋」。コラーゲンを規則正しくつないでいるのが「善玉架橋」で、これは骨質の良い状態です。骨はしなやかで強くなります。しかし間違った場所をつなぐ「悪玉架橋」は、さびた鉄筋のように骨をもろくし、圧迫骨折の原因になることもあります。このサビは、老化が進むと増えていきます。野菜不足肉食過多の方や、また高血圧や糖尿病などの生活習慣病の方は、骨や血管などを蝕むホモシステインを増加させ酸化が進みます。酸化とは錆びることです。食品が腐る、鉄が錆びると同じ事です。悪玉架橋を減らし、しなやかな骨質・お肌を若々しく保つ為抗酸化食と自然薬が有効に働きホモシステインを抑制します。


  • ビタミンB6(にんにく、ごま、ピーナッツ、まぐろ赤身、肉類)
  • B12(しじみ、はまぐり、レバー)
  • 葉酸(のり、枝豆、パセリ、緑茶)
  • 赤色色素(抗酸化機能アスタキサンチン)えびやカニのスープを補給

また、善玉架橋を増やすには運動が効果的です。1日30分歩く事を続ければ骨を作る細胞に刺激が加わり、質の良い善玉架橋が出来ていきます。開眼片足立ちを1分ずつ1日3回合計6分で約53分歩いたことになる訓練も、高齢になってから始めても筋肉強化・骨質改善効果があります。

しなやかなボディーをキープするため食事改善と運動を継続して行ってみて下さい。
健康食品のコラーゲン・グルコサミン・&コンドロイチンを有効に体内利用するためには酸化防止・錆びない生き方が大切です。これを怠るとせっかくの有効成分が無駄になります。
自然薬(レオピン、松寿仙、紫華栄)は酸化防止・錆びさせない働きがございます。

           

中医薬認定漢方アドバイザー 山野雅宏

「月刊 主治医」掲載の詳細

2006年夏の毎日新聞 記事

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